美肌の大敵、紫外線。 形成外科医が教える、正しいUVケア

美肌の大敵、紫外線。 形成外科医が教える、正しいUVケア

今日からできる美容知識 公開日: 最終更新:

美容に悪影響をもたらすのに、ついやってしまいがちな行動、そしてその対処法について解説します。

美肌の大敵、紫外線。 形成外科医が教える、正しいUVケア。小麦色の肌でも、UVケアは必須!

肌が紫外線などを浴びることで生じる「日焼け」。こんがり焼けた肌も素敵ですが、日焼けはごく軽いやけどを負ったのと同じ状態。シミやそばかす、肌トラブルの大きな原因にもつながるため、肌の色みに関わらず前後のケアが大切です。

日差しが強い夏は紫外線対策をしていているのに、涼しい気候になるとついついおろそかになってしまうという人も少なくありません。しかし、年間を通して紫外線のない季節はなく、しかも過ごしやすい5月が最も紫外線が強いというデータもあります。天候に関わらず、日中の日焼け対策は年中無休で必要なのです。

日焼け肌にしたいという方も素肌をそのまま日にさらすのではなく、SPF5~10程度のUVカット効果を持つサンオイルなどを塗った方が、色ムラや肌トラブルを抑えてきれいに焼くことができるでしょう。

日焼け後、72時間が勝負。 肌への刺激は極力避けて

日焼け対策をしていても、肌がピリついたり乾燥気味になったりと、違和感を覚えることがあります。それは肌がダメージを負っている証拠。「日焼けしたな」と感じたら、まずは肌を冷やすこと。新陳代謝を考慮すると、日焼けしたときから72時間以内が勝負です。何はともあれ、日焼けによる炎症を鎮め保湿することを心がけましょう。

また、肌への負担になるシェービングやピーリング、スクラブ洗浄も2週間ほど避けた方が良いですね。日焼けが落ち着く1週間後くらいから、「肌が焼けたのでピーリングをしたいです」といらっしゃる患者さまも少なくありません。しかし1週間ではまだまだ肌の新陳代謝が終わっておらず、肌のダメージも残っているもの。刺激の強いピーリングや光治療などは、少なくとも日焼けしてから2週間後、できれば3週間あけてから施術するのがベターです。

日焼け後のセルフケアに最適なのは保湿とクーリング!

肌の鎮静とともに、入念にしておきたいのが保湿です。ボディにもなるべくこまめに化粧水をはたき、水分の蒸発を防ぐための乳液・クリーム類も欠かせません。フェイス・ボディ用、どちらもなるべく刺激物が入っていないものが良いでしょう。

日焼け後の保湿ケアで一番おすすめしているのは、ほぼヒアルロン酸のみで作られたフェイスマスク。また「ヒト幹細胞パック」や、美容整形のダウンタイム時に使う肌に優しいタイプのフェイスマスクも日焼けケアに効果的です。

これらのフェイスマスクは、美容外科クリニックで購入することもできます。当院でも、ヒト幹細胞エキス入りのダウンタイムにも使用できるオリジナルフェイスマスクを販売しています。美容外科は施術をするだけでなく、高品質の化粧品を買うためだけに訪れるのもウェルカムな場所。効果の高い化粧品の中には、クリニック・医院でなければ販売できない(初回のみ診察が必要)ものも少なくありません。万が一、使って肌トラブルが起きたときも、すぐ相談できるので安心です。クリニックのサイトなどを見て、どんな製品を扱っているかチェックしてみるといいでしょう。

身体の内側からも日焼けケアを

もう一つ、日焼け後に大切なのがインナーケア。負担のかかった肌を回復させるため、体内では普段よりも多くのビタミン類を必要とします。とくにビタミンC(アスコルビン酸)は活性酸素の働きを抑え、老化を抑える桜花が期待できる成分。ビタミンB2、ビタミンB6も肌のターンオーバーには欠かせません。日焼け後は意識して摂取し、サプリなどもうまく活用しましょう。

そのほか、皮ふの代謝を促しメラニン生成を抑えるL-システインも美白成分として人気が高まっています。美容整形クリニックで処方できるサプリもあるので、シミ・そばかすなどが気になる方は相談してみてください。

日焼けケアは、年間を通してきちんと適切なケアをすること、そしてそのタイミングが重要です。炎症が悪化しないよう、常に清潔な肌をキープすることも忘れずに。

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