なりたい鼻の形、No.1の「忘れ鼻」。 整形前に知っておきたい、3つのポイント

なりたい鼻の形、No.1の「忘れ鼻」。 整形前に知っておきたい、3つのポイント

気軽に学べる「美容医療」 公開日: 最終更新:

めざせ「忘れ鼻」!
すっきりと美しい鼻の形を表す言葉として浸透しつつある「忘れ鼻」。理想の忘れ鼻に近づけるための美容医療の種類や注意すべきことなどをご紹介します。

加齢で鼻の形が変わる?!

鼻の形は、年齢を重ねることでも変化することをご存じでしょうか。加齢によって体内の水分量や骨密度が変化(主に低下)すると骨格に影響を与え、鼻周りの骨も縮小する傾向にあると言われています。その一方で皮ふのハリが失われてたるみやすくなるため、鼻の高さが減って丸みを帯びた形状になったり、小鼻が広がりやすくなってしまいます。また、鼻の脂を出す組織である脂腺が鼻先のところに増える傾向にあります。年をとるにつれて鼻が丸くなってきたと感じる方は、これら加齢の影響を受けているかもしれません。

美容医療で外見の悩みを解消するには、これから加齢によってどんな変化が現れるかを見越した施術が大切です。例えば尖りすぎや高さのありすぎるプロテーゼを入れた施術は、皮ふや脂肪など周辺組織の加齢変化によって不自然な形が目立ってしまうこともあります。施術箇所が悪目立ちしないよう、将来的な加齢変化を見越した提案をしてくれる美容外科を選ぶことも、理想の美容整形を選ぶポイントの一つでしょう。
ちなみに、当院でもオーダーする人が増えてきた「忘れ鼻」は、加齢の影響を受けにくいというメリットがある鼻の形。いつまでも若々しい顔立ちを維持しやすいため、個人的にもおすすめすることが多い鼻の形の一つです。

「忘れ鼻」って、どんな鼻?

では、ここ数年トレンドとなっている「忘れ鼻」とは、どんな鼻の形でしょうか。これは「どんな形の鼻だったか忘れてしまう形」を由来とする言葉で、他のパーツを邪魔しない控えめな形状ながら、顔全体とのバランスが良い鼻を指します。つまり、むやみに高すぎたり尖りすぎるような「自己主張の強い形状」ではなく、顔とのバランスが取れているような形です。
日本人の多くは、他の人種と比べ彫りの浅い顔の人が多く、鼻だけ西洋人のように調えてしまうとバランスが崩れ、いかにも「整形しました」という感じ(アバター顔)に目立ってしまうことがあります。つまり、目や唇、おでこや頬骨の高さといったフェイスライン全体も見ながら、違和感のないバランスで調整することが大切なのです。

「忘れ鼻」をめざすには、他のパーツの形もしっかり知ろう

忘れ鼻にするためには、「30度の角度にする」と決めつけたり、理想とする鼻を持つ方の写真を持ってきて真似れば良いというわけではなく、個々の骨格やパーツの形をしっかり把握した上で、顔全体を引き立てる鼻の形を模索するのがベスト。他のパーツとのバランスをとることで、顔全体のバランスが整い、ナチュラル美人の印象になります。
各パーツの形によっては、いわゆる「切らないプチ整形」で調える程度でも十分魅力アップする方もいらっしゃいます。

なお、忘れ鼻をめざすための美容医療としては、以下の4つがあります。
1.    小鼻縮小術(鼻尖形成術・鼻中隔延長術)
2.    ボトックス
3.    スレッドリフト/糸リフト
4.    ヒアルロン酸注入
5.    脂肪溶解注射やステロイド注射
この中で、2~5は持続期間が永続ではない代わりに、メスを使わずに注射針を刺す程度の施術で済む、すなわちダウンタイムや後遺症リスクが少ないというメリットがあります。
笑ったときに鼻が広がるのが気になる方であればボトックス、鼻先の向きを変えたり少しだけ小鼻を小さくしたいときにはスレッドリフト、一部分だけ高さを出すことで鼻全体のバランスを調えたいときにはヒアルロン酸注入、皮下脂肪や脂腺を減らして団子鼻を解消したいというときは脂肪溶解注射やケナコルトというステロイド注射をする……といった具合に、それぞれのお悩みや変化させたい度合いによって最適な施術方法は変わるのです。

半永久的な効果がある「小鼻縮小術」だが、デメリットも

忘れ鼻にする治療の中で、もっとも大がかりなのが小鼻縮小術。鼻の穴の大きさや、横に張り出している形状が気になる方、さらに一度で半永久的な変化を求める方にはおすすめですが、注意点もあります。
小鼻縮小術は鼻の穴そのものを小さくするため、あまりに小さくしすぎると息がしにくいという機能障害につながる恐れがあります。鼻の穴をなるべく見えないように…という要望を先行すると日常生活に影響を及ぼす可能性もあることを踏まえ、検討することをおすすめします。

また、小鼻縮小術では脂肪だけを取り除く手術もありますが、多くは鼻翼の部分を切除して縫い縮め、小鼻そのものの幅を小さくします。また要望によっては鼻尖形成術や鼻中隔延長術を併用することもあります。これらの外科手術は元に戻すことが難しかったり、再び高額なコストがかかってしまうことになるため、施術前には納得がいくまで医師と相談することが大切です。また、メリットばかりを話す医師ではなく、施術のデメリットもきちんと伝えてくれる医師・クリニックを選ぶようにしましょう。

まとめ

トレンドの忘れ鼻は、年齢を重ねても自然な顔になれるおすすめの形。ただし、そのためのアプローチ方法は多数あるため、信頼できる医師ときちんと話し合うことが重要です。

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