メスの要らない治療から脂肪吸引まで。美容クリニックの痩身メニュー

メスの要らない治療から脂肪吸引まで。美容クリニックの痩身メニュー

気軽に学べる「美容医療」 公開日: 最終更新:

脂肪吸引だけではない! 美容クリニックでできる痩身治療
肌の露出が少なくダウンタイムが目立ちにくいたことから、冬は脂肪吸引をする方が増える季節です。でも美容クリニックでできる治療は、脂肪吸引だけではありません。医療機関だからこそできる、効果的な痩身治療について解説します。

体型を変えるなら、冬こそがおすすめ!

冬にボディメイクをすれば水着になる機会の多い夏に間に合うからと、ダイエットを始める方も多いでしょう。また、寒い環境では脂肪を燃焼して代謝を上げようとするため、冬はダイエットにぴったりの季節と言えます。

とは言え、食事制限や運動をしているのになかなか痩せられない、そもそもダイエットが続かない、二の腕やヒップなど部分的に細くしたいがうまく痩せられないと悩まれる方もいらっしゃるでしょう。そんな方にこそ、ぜひ美容クリニックの施術を活用していただきたいですね。

「美容整形の治療って、メスを入れるから高額だしダウンタイムも大きいのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、クリニックでできるのは外科治療だけではありません。医師指導の食事療法やDNA投薬、専用マシンによる施術、注射程度の負担の少ない治療などもありますので、銀座マイアミ美容外科で提供している施術を中心にご紹介していきましょう。

院長も体験! 糖質ダイエットの意外な落とし穴

ダイエットの代名詞ともなっている糖質ダイエットですが、効果の出方やデメリットの個人差が大きい点が盲点と言えます。私自身も炭水化物を減らすダイエットを試したことがあるのですが、血糖値を安定的に保つことが難しかったせいか腰痛が起こったことがありました。体質によっては糖質を抜きすぎると弊害が起きると実感したため、それ以来、炭水化物も適度に摂取しつつ、水にアミノ酸とMCTオイルを混ぜ合わせた補食を取るように心がけています。

MCTオイルは中鎖脂肪酸が豊富で腸でダイレクトに吸収され、脂肪を代謝しやすくさせる特徴があります。また、アミノ酸は血糖値が急激に上がるのを防ぐ働きがあり、ダブルで接種することでボディメイクに効果的と考えられます。

この方法を試してから体調も良くおすすめしているのですが、注意点がひとつ。MCTオイルは加熱してしまうと中鎖脂肪酸が壊れて効果がなくなってしまいます。ドレッシングなど生食でいただくようにしましょう。

飲むだけで手軽だけど、ときには副作用リスクも。 「投薬治療」(GLP1/サクセンダ/防風通聖散)

血糖値コントロールや脂肪燃焼効果を、薬によって得るもの。肌を傷つけることがないためハードルが低いと思われがちですが、クリニックで処方しているのは一定以上の効果が認められている医薬品。だからこそ、医師指導のもと副作用リスクを知った上で活用していただきたい治療です。

GLP1
血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病患者には保険適応もされている薬です。美容目的の場合は自費診療となりますのでご注意を。以前は注射薬しかないためクリニックで打つ必要がありましたが、最近は「サクセンダ」などの飲み薬が出てきたため、美容目的では注射よりも飲み薬の処方が増えています。副作用として膵炎の可能性もあるため、使用量や期間は必ず医師の指導に従いましょう。

防風通聖散
内臓脂肪を減らすことで知られる漢方薬で、医療用よりも低濃度の商品がドラッグストアなどでも市販されています。しかし上腸間膜静脈血栓症(腸から戻ってくる静脈がつまる)や間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパシー、肝機能障害、黄疸などの副作用リスクがあるほか、便秘薬として知られる「大黄」や「芒硝」が含まれるため、体質に合わないと下痢を引き起こすこともあります。

手軽に部分痩せしたいなら「脂肪溶解注射」や「脂肪冷却痩身」

全体的には痩せ形なのに、二の腕だけがタプタプで痩せられない……といったお悩みは、運動や食生活だけで解決するのは難しいもの。美容クリニックなら、特定の場所の脂肪だけを減らせる治療があります。

脂肪溶解注射
気になる部分に「BNLS」や「VFDI」といった脂肪溶解作用を持つ薬品を注入し、そのエリアの皮下脂肪を分解・破壊するというもの。破壊された脂肪は老廃物として汗や尿とともに体外へ排出されます。

非常に手軽で1エリア(数㎝四方)あたり1~3万円程度とコストも安い治療ですが、二の腕やお腹に効果を出そうとすると注射量がかなり必要となる上、1回で完全に溶けるわけではないため1~2週間のペースで定期的に繰り返さなければならないため、脂肪吸引手術よりも時間も金額もかかりがちです。脂肪の減り方も吸引よりは小さいため、瞼や頬前面、ほうれい線の上といった脂肪吸引ができないエリアに適応するのが望ましいでしょう。

脂肪冷却痩身
脂肪組織が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用し、皮ふは傷つけずに脂肪だけを冷却し、脂肪細胞を凍らせて破壊する方法です。破壊された脂肪は1~3ヵ月かけて老廃物となり、脂肪溶解注射と同じく体内外へ排出されます。

施術を行なった部分は赤みや軽い痛みが出るものの数時間で収まり、1週間ほどチクチクした感覚が生じる程度のダウンタイムなので痛みに弱い方にもおすすめです。Dr.丸山も体験しましたが、たしかに部分痩せできる効果を実感しました。ただし2~3年で体型が戻ってしまう人もいるため、確実に脂肪を減らし細くなりたいのなら脂肪吸引のほうが良さそうです。

クリニックマシンなら、家庭やエステよりも高出力で効果大。 「スターフォーマープロ」、「EMS」で引き締まった体に

どうしても運動が嫌い、体を動かす時間が取れないという方には、筋肉を鍛えて体を引き締められるクリニックマシンをおすすめしています。

スターフォーマープロ
腹筋やお尻の筋肉を鍛えると、タプタプとした感じがなくなって引き締まったスタイルになります。強い磁力で約5万回の筋収縮を起こし、目的の筋肉を鍛えてくれる「スターフォーマープロ」も人気の施術のひとつ。30分ほど座っているだけでインナーマッスルまで鍛えてくれる上、術中・術後の痛みもないため非常に手軽です。

痩身のほか、尿漏れや腰痛、膣トレとしても活用されている医療用マシンです。

EMS
微量の電気を流して筋収縮を起こし、筋トレのような効果をもたらす仕組み。家庭用機器も数多く販売されていますが、クリニックマシンは非常に高い出力を扱えるため、より大きな効果が期待できます。ただ、出力を上げると施術中のピリピリとした刺激も強くなるため、術中の微調整が重要となります。

人気No.1施術、効果抜群でデザイン性も良いのは「脂肪吸引」

顔や二の腕、お腹、太ももなどあらゆる部位の脂肪を外科的に除去する手術。銀座マイアミ美容外科で1、2を争う人気の施術になります。

外科手術ということで痛みや出血が心配になる方もいらっしゃいますが、当院の場合は顔は約2mm、その他の部位は3.7mmの細いカテーテルを挿入してシリンジ法により吸引します。カテーテルの挿入は、例えば顔の場合は耳裏、二の腕の場合はワキやひじなどの人目に触れにくい部分を数cm切開して行なうので、術後の傷はほとんど目立たなくなります。

術後は腫れやむくみが生じるため、1週間はなるべく終日、それ以降1ヵ月後くらいまでは半日程度、部位にあった圧迫着を着用していただきます。また1~2週間は内出血が生じますが、痛み自体は数日~1週間ほどで緩和されます。どうしても痛みが激しい場合は鎮痛剤を服用しても結構です。

ダウンタイムが大きいように思えますが、ほとんどの方は1週間程度で日常生活に戻られますし、まったく飲食できない、寝たきりになってしまうことはほとんどありません(だからこそ、手術当日に帰宅していただけるのですが)。

ちなみに脂肪吸引もダウンタイム中(内出血、凹つきなど)を洋服で隠しやすいため、冬こそ施術したいシーズンと言えます。夏でもマスク姿であることが当たり前となった今は、暖かい季節でも顔の脂肪吸引を受ける方は珍しくありません。
まとめ
リスクが少ないと思われがちな服薬・食事療法も、副作用やデメリットを生じることが。
体型を整えるという意味では、単に脂肪を減らすだけでなく筋縮小など他のアプローチ方法もあるため、部位や目的に応じてうまく使い分けることが大切です。

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