老け見えの原因! 黒クマ治療はハムラ法がおすすめ

老け見えの原因! 黒クマ治療はハムラ法がおすすめ

気軽に学べる「美容医療」 公開日: 最終更新:

年齢を重ねて、目の下に涙袋とは違う袋ができていませんか? これは目袋と呼ばれるクマの一種。目袋があると年齢以上に老けて見えるので、できれば取りたいですよね。
目袋の治療は脱脂手術が一般的ですが、銀座マイアミ美容外科・院長の丸山はおすすめしていません。その理由と、丸山が推奨する術法をお教えします。

目の下に影?! 下まぶたが痩せてきたなら美容外科手術の検討を

主に下まぶたにできる影であるクマ。クマは皮膚の色素によるものと、皮膚の凹凸によるものと大きく二つに分かれます。

青クマ、赤クマ、茶クマという言葉を耳にしたことはありませんか? これらは色素クマです。色素クマは、生活習慣の見直しや内科的な病気の可能性が考えられるなら治療適応となります。これらは内科、外科の範疇ですが、眼輪筋と皮膚の間に脂肪を入れて眼輪筋の色を透けづらくする治療の際は美容外科の出番です。

目のまわりの皮膚は薄く、目の周囲にある眼輪筋の色が透けて見えることで起こるのが青クマと赤クマ。青クマは眼精疲労や寝不足で眼輪筋の血の巡りが悪くなり、皮膚を通して青黒さが透けて紫に見えることです。血液のうっ滞によって赤みが強く出てしまうのが赤クマです。茶クマは目元をこすりすぎる、メイク汚れが残っているなどの理由で起こります。

色素クマの中で、美容外科医が主に扱うのは黒クマ。眼輪筋が緩むことで目の下に脂肪の袋が出てきてしまい、下まぶたと頬の間に凹凸が生まれた状態を指します。目袋と呼ばれる膨らみができると影が下に写るだけでなく、加齢で頬の脂肪も下がっていると眼窩と頬の間にくっきりと線ができることもあります。

黒クマ治療に脱脂術をおすすめしない理由

多くのクリニックで採用されている黒クマの手術は、下まぶたの脂肪を抜く脱脂術、さらにその採れた脂肪をやせた頬に注入する脂肪注入を組み合わせるといった方法です。よく知られるようになった術式とは言え、担当する医師の技術に左右される部分が大きく、脂肪を採られすぎてかえってシワっぽい仕上がりになったり、脂肪を変なところに入れられて凸凹ができたなどの理由で、当院で他院修正を依頼される患者様もいます。

脱脂術や脂肪注入は確かに効果が大きい手術であるものの、顔周りはほんの少しの量でも見た目が大きく変わってしまうため、当院ではその適応はかなり慎重に判断しています。そもそも、人間の脂肪の膨らみはその時々の体調等によっての変化が大きく、朝は気にならないけれど、夕方になって体内の水分が減ると窪んで見えるといったことが起こりやすいもの。いくら手術で整えても、24時間満足いただける状態にするのは塩梅が難しいのです。

あるものは大事に使う。銀座マイアミ美容外科のポリシーに合うのはハムラ法

あるものは大事に使うという考えの当院として、脱脂+脂肪注入より進んだ治療としておすすめしているのが「ハムラ法」です。

ハムラ法には表ハムラと裏ハムラの2種類があります。まつ毛の生え際を切開し、目袋の余った脂肪を、脂肪が足りない黒クマ部分の方にずらしてまぶたをフラットにしていくのが表ハムラ。

自分の脂肪を捨てるのではなく、再配置して足りない部分を補うので、生きた脂肪を活用しながらクマの凹凸をなくせます。だから体から水分が減ってもクマの部分が落ち込むということはありません。表ハムラは半年ほど目の下がピンクっぽくなりますが、最終的にはわからなくなります。

皮膚を切りたくないなら裏ハムラを。まぶたの裏側である結膜を切り、目袋の脂肪を移動させる方法です。

表ハムラと裏ハムラ、それぞれに適応が異なる

2通りの術式のどちらが良いかは一概には言えるものではなく、患者様の状態に合わせて多角的に検討していただき、選ぶのが最善でしょう。

30代以上でまぶたにシワが出てきている方は、表ハムラをおすすめします。皮膚に傷がつきますが、たるんでいる皮膚もシワも取れます。化粧で隠れる程度の傷ですし、半年ほどすれば素顔でもわからないくらいになります。

若くて皮膚がたるんでなくて目袋だけが出ている人には、裏ハムラがいいでしょう。

ハムラ法は脱脂した人でも治療OK!

脱脂をしてしまうとハムラ法で使う脂肪がなくなるため、クリニックによっては脱脂未経験者に限定することもありますが、当院ではそのようなことはありません。脱脂をした方でも、眼窩隔膜を利用してハムラ法のような施術をする方法もあるため、「脱脂済みだからハムラ法は出来ない」と諦めずに一度カウンセリングにいらしてください。

また、脱脂をしたことがないにも関わらず、脂肪の位置が変えられない方がごくまれにいらっしゃいます。その場合もハムラ法をしつつ、余分なところだけ取る手術ができます。さらもメスを入れる手術はしたくないけれどたるみを取りたいということであれば、まぶたの裏からレーザーを照射するスムースアイという方法もあります。

気になる手術費用は、当院のハムラ法は一般的なクリニックで行われる脱脂よりも少し高額なくらいです。ハムラ法の方が根本的治療になるため、目袋の治療を検討している人はハムラ法をぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
酷使する目元は疲れが出やすいパーツ。だからこそ、疲れやそのときのコンディションによって老け見えしやすく、お悩みも多い。ただし、繊細な部分のため外科手術を検討する際は技術力が高く、患者の術後までしっかり見守る気持ちを持ったクリニックを見つけることが大切だ。

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