二重整形、長く保たせるには? 術式選びからアフターケアまで、長持ちの秘訣を大公開!
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治療の中で1,2を争う人気の二重整形。とくに手軽な埋没法は10代からの人気も高く、「メスを使わない手術」として知られています。メスを使う切開法に比べダウンタイムもコストもかからない反面、何年か経つと「二重がとれた」という声もよく聞きます。二重を長持ちさせるためのコツや、術式の選び方について、丸山院長が解説します。
糸が取れる……は間違い! 二重がなくなってしまう原因は?
二重整形をしても、何年か経つと二重のラインが消えてしまったり、まぶたが重い印象になってしまうことがあります。そんな状態を「糸が取れた!」とおっしゃる方がいますが、それは間違い。ほどけたり切れたりすることはほとんどありません。ではなぜ、二重のラインが消えてしまうのでしょうか?
原因としては、まぶたの皮ふが伸びてしまうことが一番大きく、糸自体は皮下組織を結びつけた状態を保っていても、それを上回るように皮ふが覆い被さってしまうからなのです。埋没法は基本的に賞味期限が5年程度と考えてください。5年経ったからといって二重のラインが完全になくなるわけではありませんが、手術直後のラインではなくなります。ただ、皮ふのたるみ具合などによっては20年ほど、二重のラインを保っている人もいらっしゃいます。
原因としては、まぶたの皮ふが伸びてしまうことが一番大きく、糸自体は皮下組織を結びつけた状態を保っていても、それを上回るように皮ふが覆い被さってしまうからなのです。埋没法は基本的に賞味期限が5年程度と考えてください。5年経ったからといって二重のラインが完全になくなるわけではありませんが、手術直後のラインではなくなります。ただ、皮ふのたるみ具合などによっては20年ほど、二重のラインを保っている人もいらっしゃいます。
術式によって持ちが違う?
そもそも埋没法は大別して2通りあり、上眼瞼挙筋という膜に結びつける方法とまぶたの瞼板に結びつける方法があります。瞼板はなるべく硬い組織に結びつける「瞼板法」のほうが取れづらいと言われていますが、糸が瞼板上に露出しているため目をこすったりしたときに角膜を傷つけてしまうリスクが生じます。そのため、合併症も起きやすいと言えます。
一方、上眼瞼挙筋を結びつける「挙筋法」は術後の腫れや痛みが少なく、糸が瞼板上には露出しないため角膜を傷つけにくい術式。しかし組織が柔らかいため、ラインが取れやすかったり一時的な眼瞼下垂になることがあるというデメリットが生じます。また、瞼板法よりも難易度が高いため、医師によって仕上がりにばらつきが生じたり、手術時間が長引くことがあります。
一方、上眼瞼挙筋を結びつける「挙筋法」は術後の腫れや痛みが少なく、糸が瞼板上には露出しないため角膜を傷つけにくい術式。しかし組織が柔らかいため、ラインが取れやすかったり一時的な眼瞼下垂になることがあるというデメリットが生じます。また、瞼板法よりも難易度が高いため、医師によって仕上がりにばらつきが生じたり、手術時間が長引くことがあります。
挙筋法と瞼板法、どちらを選ぶほうがいい?
いずれの術式もメリット・デメリットがありますが、糸で留める箇所が多いほど二重のラインが崩れにくくなります。ただし、多ければ多いほど良いかというと疑問が残ります。留め点が多いとダウンタイムが長引きがちなので、埋没法の大きなメリットがなくなってしまいます。同じくらいダウンタイムがあるなら、二重のラインが消えにくい切開法にしたほうが良いとも言えるでしょう。
そもそも留め点の数え方が医師やクリニックによって異なり、糸の本数にする人もいれば、穴の数にする人もいるため、留め点が多いことをうたっていても価格が高いだけという可能性も……。また、糸の絡め方を複雑にしたほうがきれい、取れにくいという医師もいますが、それが良いという客観的な比較結果・エビデンスはほとんどありません。ですからクリニックのPRをうのみにせず、手術前に術式やデメリットについて直接ヒアリングすることをおすすめします。
そもそも留め点の数え方が医師やクリニックによって異なり、糸の本数にする人もいれば、穴の数にする人もいるため、留め点が多いことをうたっていても価格が高いだけという可能性も……。また、糸の絡め方を複雑にしたほうがきれい、取れにくいという医師もいますが、それが良いという客観的な比較結果・エビデンスはほとんどありません。ですからクリニックのPRをうのみにせず、手術前に術式やデメリットについて直接ヒアリングすることをおすすめします。
良いところ取りの術式、「マイクロ法」
銀座マイアミ美容外科では基本的には腱膜法を採用しつつ、腱膜ではあるが固い組織に結びつけるという、双方をかけあわせた独自の「マイクロ法」という術式を採ることが多いです。これはまぶたの境目を見極めて糸を通すため、実施するには顕微鏡が必要な高度な手術。実は院長の丸山は大学病院時代に目の手術を専門に手がけていたため、切開手術に関してもかなり多くの症例を持っています。その経験も活かしながら開発したのが「マイクロ法」なのです。
「マイクロ法」では、エビデンスがしっかり残っている古典的な糸の留め方を採用しつつ、デザインにこだわってコンマ何ミリ単位で調整を図ります。そのため、単純に手術するだけなら10分で終わるのですが、まぶたの折り込み方などのデザイン微調整で30分ほどかかることもあります。手術時間が長くなることをデメリットと捉える方もいらっしゃいますが、私たちの手術は技術力不足からではなく、微細な仕上がりを追求しているがゆえに時間がかかっているもの。ダウンタイムが少なく持ちが良いラインを厳密に見極めていること、患者さまの理想にどれだけ近づけられるかにこだわっていることから、非常に満足度が高いのが自慢です。
「マイクロ法」では、エビデンスがしっかり残っている古典的な糸の留め方を採用しつつ、デザインにこだわってコンマ何ミリ単位で調整を図ります。そのため、単純に手術するだけなら10分で終わるのですが、まぶたの折り込み方などのデザイン微調整で30分ほどかかることもあります。手術時間が長くなることをデメリットと捉える方もいらっしゃいますが、私たちの手術は技術力不足からではなく、微細な仕上がりを追求しているがゆえに時間がかかっているもの。ダウンタイムが少なく持ちが良いラインを厳密に見極めていること、患者さまの理想にどれだけ近づけられるかにこだわっていることから、非常に満足度が高いのが自慢です。
二重のラインを長持ちさせる、日常生活の注意点は?
まぶたの状態は非常に繊細で、そのときのコンディションによってかなり見た目が変わります。朝起きたてのときと、昼、夜ではかなり重みが変わっていませんか? それが当たり前であり、正常なので「朝起きるとまぶたが重くて二重のラインが薄くなる」と心配するのは尚早です。埋没法のカウンセリングを受ける際も、なるべく良い状態のときにみてもらうほうが医師もデザインしやすいでしょう(執刀医がカウンセリングしないのは論外です)。
その上で埋没法の二重ラインを長持ちさせるには、次の5つに気をつけて生活しましょう。
①なるべく目をこすらない(皮ふが伸びる原因)
②眼瞼下垂になりやすいハードコンタクトは避ける
③コンタクトを入れる際は、下まぶたを下げて入れる(上まぶたに触れない)
④粘膜ギリギリにアイラインを引かない(霰粒腫などの原因になりやすい)
⑤アトピー皮膚炎の場合は皮ふ科できちんと診療してもらう
埋没法はどんな糸、縫い方をしているかに関わらず、剪断力が働くと留めている部分と柔らかい部分の境目が伸びることがあります。また、まぶたが腫れると糸のところで組織が膨張し、これまた伸びる原因となってしまいます。
前述のように、二重のラインが消える最大の原因はまぶたの皮ふの伸び・たるみですから、これを防ぐことが持ちを良くする一番の方法。加齢だけでも伸びやたるみは発生しますが、日頃の生活習慣をちょっと気をつけるだけでもかなり変わりますよ。
その上で埋没法の二重ラインを長持ちさせるには、次の5つに気をつけて生活しましょう。
①なるべく目をこすらない(皮ふが伸びる原因)
②眼瞼下垂になりやすいハードコンタクトは避ける
③コンタクトを入れる際は、下まぶたを下げて入れる(上まぶたに触れない)
④粘膜ギリギリにアイラインを引かない(霰粒腫などの原因になりやすい)
⑤アトピー皮膚炎の場合は皮ふ科できちんと診療してもらう
埋没法はどんな糸、縫い方をしているかに関わらず、剪断力が働くと留めている部分と柔らかい部分の境目が伸びることがあります。また、まぶたが腫れると糸のところで組織が膨張し、これまた伸びる原因となってしまいます。
前述のように、二重のラインが消える最大の原因はまぶたの皮ふの伸び・たるみですから、これを防ぐことが持ちを良くする一番の方法。加齢だけでも伸びやたるみは発生しますが、日頃の生活習慣をちょっと気をつけるだけでもかなり変わりますよ。
<まとめ>
埋没法の糸が取れたり切れることはほとんどなく、二重のラインが消える原因はまぶたの皮ふが伸びたりたるんだりすることがほとんど。加齢によってどうしても伸びやたるみは生じるが、日常生活に気をつけることで最小限に抑えることも可能だ。
埋没法の糸が取れたり切れることはほとんどなく、二重のラインが消える原因はまぶたの皮ふが伸びたりたるんだりすることがほとんど。加齢によってどうしても伸びやたるみは生じるが、日常生活に気をつけることで最小限に抑えることも可能だ。