余白修正は自身の顔タイプを見極めて、理想の美人顔に近づこう!

余白修正は自身の顔タイプを見極めて、理想の美人顔に近づこう!

気軽に学べる「美容医療」 公開日: 最終更新:

美人に見える黄金比率は生え際~眉、眉~鼻の下、鼻の下~あご下がすべて1:1:1だと言われています。目尻と眉尻、口角を結んだ線の外側が余白とされ、この部分が狭い方が均整の取れた顔となります。この黄金比率に近づき、余白の少ない美人顔になるには、まず自分の顔がどのタイプに当てはまるかを知ることが大事! 銀座マイアミ美容外科 院長の丸山が解説します。

「余白が広い顔」は2パターンある

余白が広いと一口に言っても、大きく2つのパターンに分かれます。
1つめは元々の骨格が大きく、顔が大きく見えるタイプ。筋肉が発達してエラが張っている、脂肪がたくさんついている場合、加齢により皮膚がたるんできたタイプなどがこちらに当てはまります。
もう一つは目や鼻、口の一つひとつのデザインは悪くないのに、パーツが中心に寄っているため外側の余白が広く見えるタイプ。小顔であっても余白が多く見える「求心顔」と呼ばれ、こちらはパーツの修正をすることで、均整の取れた顔になります。

顔が大きいパターンは輪郭の修正を

顔が大きく見える原因である骨格、筋肉、脂肪過多、皮膚のたるみは以下の施術が効果的です。

・骨格
骨を切る・削るなどして、骨格を中心に寄せてボリュームダウンさせる輪郭形成を行います。
「頬骨が高すぎるのも余白が広く見える一因。この場合は頬骨の整形が有効でしょう」

・筋肉
顔の余白の広さを左右する一番大きな筋肉が、えらの部分にある咬筋(こうきん)。咬筋の余白修正で最もベーシックなのが、ボトックスの注入で、エラ張りを改善させる施術です。
「ボトックス注射だけならダウンタイムもほとんどなく、ハードルが低いため“エラ張り修正でどれくらい変わるのか”というお試しにもおすすめ。ただし半年ほどで効果が切れるので、ずっと打ち続けなければいけません。1回の手術で確実に効果を出したいなら、エラを削る際に一緒に筋肉も切る咬筋切除を提案することもあります」

・脂肪過多
皮下脂肪や、より深層の脂肪であるバッカルファットを脂肪吸引する方法があります。
「ただし取り過ぎるとたるみの原因になります。医師の指示に従って施術を行いましょう。なおメーラーファットとジョールファットの脂肪吸引は、ほうれい線とマリオネットラインの施術になりますので余白修正には関係しません」

・皮膚のたるみ
フェイスリフトや糸リフトによる施術で修正することが多いです。
「最近だとハイフも人気ですが、余白はあまり少なくならないため、すべての人にベストな方法とは言いづらいです。」

求心顔はパーツの修正を

求心顔は目や口、おでこ、頬骨など、気になるパーツを修正すれば、美人顔に近づけます。

・目
目尻切開やグラマラスラインで目を外側に広げれば、余白を少なく見せることができます。
「離れ目でもないのに、目頭切開をすれば求心顔になってしまい、結果的に外側の余白が大きくなりますので注意が必要。目を大きくしたい気持ちはわかりますが、顔全体のバランスを考えましょう」

・口
への字口や、年齢とともに口角が下がった口は、口角を上げる口角挙上が有効。
「加えて目の上から鼻の下までの中顔顔面の余白が気になる方は、口角挙上と同時に人中短縮も行うとより効果的です」

・おでこ
アートメイクや植毛で影を作って余白を減らしましょう。
「余白を狭く見せるのに“もみあげ”は大きな役割を果たすため、もみあげがなくなると余白が増え、間延びした印象になります。しかしフルフェイスリフトの手術でもみあげをなくしてしまうクリニックがあり、もみあげがなくなった患者さんを他院修正で移植したことも。フルフェイスリフトをする場合は、もみあげにも注意しましょう」

・頬骨
頬骨の上は脂肪吸引ができません。
「脂肪溶解注射のBNLSアルティメットを3ヶ月に1回のペースで打つと、頬骨の皮下脂肪が薄くなり、余白縮小につながります。さらに強い効果を求める方には、傷跡の修正などに使われるケナコルト注射が持つ“組織を小さくする働き”を活用し、頬骨周辺の予約修正などに用いることもあります。」

・その他パーツ
目の周辺は切る手術ができませんし、口角のすぐ脇にある脂肪であるジョールファットも加齢変化を予測するのが難しいパーツの一つ。これらのパーツも脂肪溶解注射で対応しましょう。
「おでこに脂肪を注入して立体感を出すと、顔全体のメリハリが生まれ、理想的な横顔に近づき、余白が減ったように見えます。丸みのあるおでこは若々しい印象にもつながるので、加齢対策としても人気上昇中です」

余白修正、これはNG!

アゴが凹んでいるため、輪郭をすっきりさせるためといった理由で、アゴ周辺にヒアルロン酸を注入する方法がありますが、余白修正の観点からはおすすめできません。
「時間が経過したり、何度も打ったりするとアゴがかさ増しされ、余白につながるからです。またヒアルロン酸を入れて5年以上経過すると細胞浸潤してしまうため、余白解消のためにヒアルロン酸を溶かそうとしても何回も溶解注射を打つことになり、非常に不経済です」

余白修正、どう進めればいい?

顔が大きいなどの輪郭に関わる場合は、一番気になっている部位から始めましょう。求心顔の場合は輪郭手術から行い、最後にパーツに取りかかるのがおすすめの順番です。
初めてのクリニックにいきなりすべてを任せるのは不安がつきまといます。1か所手術をお願いしたら上手いかどうかがわかりますし、一気に手術をするのではなく、今回は鼻、次回は骨と時間をかけて手術を進めるのがいいでしょう。
「1つずつ着実に進めることで、患者様の好みや希望を的確に反映でき、患者様にとっても満足できる確率が高くなります。間隔をあければ1回1回のダウンタイムが短く、体力と金銭的な負担も少なく、少しずつ変化していくことで周囲にもバレづらいのがメリットです」

まとめ
目が大きく見えたり、ほうれい線が薄くなったりと、副次的な効果も狙えるのが余白修正のメリット。銀座マイアミ美容外科では頬やあごの脂肪吸引とえらのボトックスなどを含む小顔セットやリピーター割引も用意されているので、財布にやさしい施術が受けられるもポイントです。

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